かわむらすずみ えほんのおはなし
パシャ、すすすい。
そしてそのまま水たまりの中へ、
足もとから静かに吸い込まれていきました。
「ええ?何、どこにいっちゃったの!」
窓ガラスにおでこをぶつけそうになるくらい
顔を近づけても何も見えません。
「たしかにさっきまで、そこにいたのに。」
すみれさんは、窓の外で何がおこったのか
不思議でなりませんでした。〜つづく