かわむら すずみ 絵本のはなし
「もう、街はすっかり寒いでしょう?
わたしたちの卵がちゃんと冬をこせるような
立派な木を探しにきたの」
「そう。それで、何がいちばん雪?」
「うん。わたしたちはそれぞれが
いちばん最初にあった誰かに、
もうすぐ雪がふりますよってしらせるの」
「へえ、そうなんだ」 〜つづく