『人形や珈琲店』でとむさんが手に持っているスケッチブックは
薄く伸ばした粘土に白い針金を巻いています。
この粘土はとても柔らかいものなので、
全体の形を変えようと力加減を間違えて掴んでしまうと
そのまま変形してしまい、
なかなか納得がいく形に出来上がりません。
これは一旦固まってしまった方が
じっくり形を整えられると考えました。
このことがあって、
数年後、絵本制作で立体を検討した時には
素材は他のもので制作しようと思いました。
「ひげのさきまであったかいもの」では
乾燥すると固まる石粉粘土を使用して制作しました。