2022年12月26日月曜日

「すずの音風の音2」個展のこと3



<オイルパステル>
展示会2日目に来場された男性のお客様が、
「NHK親子のためのクラシックコンサート」
プログラムを見て「あ、先生」とニコニコ。

お話を聞くとご自身はアマチュア音楽家で、
このコンサートのファーストバイオリンをされた
横山さんに以前指導していただいたとのこと。

東京からたまたま来ていたそうで、
「こんなところで先生のお名前を見るなんて」と驚き、
展示会場で音楽の話ができて大変嬉しそうでした。
思わぬところに驚きの出会いがあるものですね。

イラストはコンサートのために描いた楽器です。
左からピアノ、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス。
粘土人形の”ねずみのこちょ”用に
スチロールと粘土でコントラバスを作って持たせました。

2022年12月24日土曜日

コンサートプログラム


「NHK親子のはじめてクラシック」裏表紙より
<石粉粘土、包装紙、リボン他>
下記のコンサートプログラムは
オイルパステルで描いたものと
粘土立体の2種類のイラストで構成されました。
立体の方はスタジオで新しく撮影しました。
風船を人形の周りに置くシーンでは、
おもちゃ屋さんで買った透明な風船を
立会いのみんな
(カメラマンさん、助手さん、NHKの担当さん、私)で
ぷうぷう膨らませて
「あ、これ、いい形に膨らみましたよ!」とか
ワイワイ言いながらセッティングして撮影しました。
コンサート当日は、
親子のためのコンサートなので赤ちゃんが泣いても大丈夫、
 気にしないで楽しんでくださいね」と言われ、
座席最後尾から見ていると小さい子が
このプログラムを握りしめ、
立ち上がってリズムをとっていたりと、
みんな楽しそうでとてもいいコンサートを体験できました。


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絵本のようなプログラムをというご依頼で、

表紙には「ひげのさきまであったかいもの」の

『こちょ』とおばあちゃんを登場させました。

衣装や背景、小物は新しく制作。

1ページに一曲ずつ、その曲のイメージイラスト又は立体の写真。

見開きに曲名のみが記されていて、

小さな絵本のような冊子に仕上がりました。

札幌会場に招待していただき、

舞台上はイラストの拡大パネルが並べられて、

コンサートの様子はNHK札幌で放映されました。


平成22年8月

NHK「親子のはじめてクラシック」 

主催/NHK札幌放送局、NHK函館放送局、NHK釧路放送局

平成24年3月

NHK「親子のはじめてクラシック」 

主催/NHK札幌放送局、NHK旭川放送局、NHK室蘭放送局


2014年4月

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2022年12月23日金曜日

すずの音風の音展


(すずの音風の音2 2022年12月1日〜6日終了)

今回の札幌での展示でも、小さなお客様が
何名かご来場くださいました。
どうぞ、とオマケのシールを渡すと嬉しそうに
絵本が好き」と、こしょこしょと
お話ししてくれました。

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(2014年東京での展示では)
月刊保育絵本の「ちゅってして」をお姉さんのおさがりで持っていて
今読んでいるという若いお母さんがいらっしゃいました。
ベビーカーの赤ちゃんに
「大切によんでるのよね」と話しかけていて、
とてもやさしいお母さん。
 小学生の女の子が入口からのぞいていたので、
「どうぞどうぞ」と手招きしたら、

じっくり作品を見たあと、

自分もつくっているという絵本の話をしてくれました。

もう沢山作品がたまっているのだとか。

このギャラリーには

いつもお母さんと一緒にこられる常連さんのようでした。

動物の絵の中ではペンギンとゾウの絵が好き

という方が何人かいらっしゃいました。

中でもゾウは立体も展示していたので、

赤ちゃんにも好評(?)で、

ゾウさんのポストカードを放さない子も。

これは鞄にしまっておこうねとお母さんがいうと、

泣いていやがり「ゾウさん、ゾウさん」と言いながら、

最後までカードを手に持ってかえっていきました。

初日にいただいたお花は、

一週間会場を華やかに飾ってくれました

2014年6月 

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2022年12月22日木曜日

オイルパステルいろいろ

以前のブログ記事をそのまま載せようと

「パステルの下描き」というタイトルで

載せていた写真を探したものの下絵の画像が見当たらず。

こちらは着色して出来上がったもの。

キャンバスに乗せた絵はザラザラの質感が出て

少しモヤがかかった感じの絵になるところが

気に入っていますが、

デコボコが多めの分画材の減りも早く、

好きな色はあっという間になくなってしまうのがちょっと難点です。

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<オイルパステル>

2014年8月
5月、東京の個展ではキャンバス地に着色したものも展示しました。
樹木の部分は二重に地塗りをして、木肌っぽくします。
下塗り途中、キャラクターの大きさをイメージしやすいように
背の低い草を増やしました。この「こかぜ」くんは
大変なうっかりやさんで、おとしものが多く、
ここでは空飛ぶため大事なマントをどこかに落としてしまい、
おおあわてで探しています…。


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2022年12月21日水曜日

たたんのいたずら

「いたずらこりすのたたん」
(チャイルドブックアップル チャイルド本社)

下記の壁掛け用の粘土は
今回の展示「すずの音風の音2」で展示する
他の粘土と一緒に保管していました。
古いものですが納戸の奥の奥‥から出てきましたので、
あらためて写真を撮り直しました。
ふわふわに見える部分は、
発泡スチロールを削ったものに
薄く粘土を貼り付けています。
実際に絵本になるときにうさぎをくまに変更したのは、
キャラクターの大きさに
メリハリをつけたかったからだったと思います。
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<石粉粘土、発泡スチロール、ドライフラワー他>

2014年4月
絵本「いたずらこりすのたたん」(チャイルドブックアップル チャイルド本社)は、オイルパステルで描いた絵本です。この壁掛け用の粘土は絵本が出来上がる前に、当時参加したグループ展示会用にお話の一場面を粘土で制作したものです。お話ができた当初、くまパンの店主くまのグーテさんはうさぎでした。
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2022年12月20日火曜日

「すずの音風の音2」個展のこと2


新しくクリスマスカードとクリアファイルを作りました。
3年前に「空とぶ絵本展8」で
可愛い1歳の赤ちゃんを抱っこしていたお母さんと
お話しした記憶があったのですが、
その親子がご来場。
今回はお父さんの腕の中に赤ちゃんがいて、
4人家族で来てくださいました。
赤ちゃんは元気な4歳のお兄ちゃんになっていました。
月日の流れをしみじみ‥。

絵本が大好きで会場内の絵本を全部
「これ読んで」と言ってお母さんが読んでくれるのを
じっと見ています。
おうちでも前回の空とぶ展で購入された
仕掛けえほんをページがよろよろになるまで
何度も読みこんだとのこと。

直接そうお話しいただくと本当に嬉しく思います。
今回の展示会をやってよかったこと、
発見と出会いがたくさんありました。

ご来場の皆様、応援のお便りを送ってくださった皆様
どうもありがとうございました。
次回は来年6月「空とぶ絵本展9」を5人のメンバーで開催予定です。
また楽しい展示になるよう
みんなで話し合いをしています。
どうぞお楽しみに!

2022年12月19日月曜日

「すずの音風の音2」個展のこと1

2022年12月6日、札幌道新ぎゃらりーでの個展が終了しました。
2019年の「空とぶ絵本8」以降
展示会には参加していなかったので不安もありつつ、
割とみなさん冷静に気をつけながら
外出をしましょうという雰囲気で、
今回無事終了できてホッとしています。

初日、空とぶ展からのリピーターの方の
ご来場が続いて少しお話も出来ました。
また、新聞のギャラリー案内にカレンダーの
秋と冬の絵を載せていただいたこともあって、
その絵を見に来たという方が
熱心に原画をご覧くださいました。

展示会のタイトル「すずの音風の音」は
2014年に東京で個展をしたときのタイトルです。
ちょうどその時クリスマスの絵を描いていて
その絵のタイトルから付けました。
自己紹介がわりに、最初の絵本から
それまでの発売された絵本の原画を数枚ずつ並べて
全部見ていただきました。

道内で参加する展示会では、
いつもその時に発売した絵本中心の展示が主ですが、
札幌でも同じようにこれまでの絵本の絵を並べて
一度展示をしてみようと思い「すずの音風の音2」としました。

2022年12月18日日曜日

絵本の翻訳本


「いたずらこりすのたたん」
(チャイルドブックアップル チャイルド本社)

韓国語版(韓国 Glenndoman korea )
「ひげのさきまであったかいもの」は
石粉粘土で作った人形や背景小物などを撮影した写真絵本です。
この絵本はのちに翻訳されて、韓国でも出版されました。
今回の展示会「すずの音風の音2」では
偶然韓国語が堪能な方とお話しすることができて、
下記の疑問(動物絵文字なんて書いてある?)
に答えてくださいました。
見事「ひげ」でした。
文としては「ひげ、先、あたたかい」でそのままということ。
そして隣に展示していた絵本「いたずら、小さい、リス、タタン」と
これもそのままでした
ちなみにこれ以降の韓国語翻訳絵本は
リーデイングペンがついていて絵本の文字部分をなぞ
読んでくれるそうです。

来年2023年、双子のクマの赤ちゃん絵本「はんぶんこ」と
2012年発売の赤ちゃん絵本「いたいのいたいのとんでいけ」が
ARAMKIDSより、ミニページをめくる仕掛け絵本「しろねこにゃあ」が
SMILE BOOKSよりペン付きで翻訳出版予定です。

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絵本「ひげの さきまで あったかいもの」
(チャイルドブックアップル チャイルド本社)


韓国語版(韓国 Glenndoman Korea
題名をよく見ると、
ひげのついたかわいらしい動物絵文字になっています。
(残念ながら私は読めませんが、ひげという文字の一部でしょうか)
韓国語版の巻末には、主人公の『こちょ』はどこにいるでしょうという
おまけのイラストページもありました。
この本が出た時に絵本仲間のNさんが、
「本は国境も時代も超えて、
 作者本人が会えない人たちともつながっているんだね」
と言ってくれました。
ほんと、それってすごいことだなあと感激しました。
2014年4月
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2022年12月16日金曜日

すずの音風の音

 第一回の「すずの音風の音」展のご案内はがきです。
東京吉祥寺に絵本専門店トムズボックスがあった頃。
(その後阿佐ヶ谷へ移転。現在は絵本古書店です。)
トムズボックスは絵本編集者の土井章史さんのお店です。
ギャラリー隣の絵本専門店に
素敵な絵本が沢山並び、手前には
いい香り漂う可愛い紅茶屋さんがある夢のような場所でした。
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吉祥寺のtomsbox+ギャラリー
かわむらすずみ「すずの音(ね)風の音(おと)」展
展示予定のパステル画の一部です。画面ではわかりにくいですが、
モデリングペーストやジェルメディウムなどで、厚みのある質感をだしてみました。
2014年4月



2022年12月15日木曜日

絵本の画材2

画材の紹介2です。
オイルパステルは今回の展示「すずの音風の音2」の会場でも
多く聞かれたのですが、
絵を描いていて画材として気になっている
という方が何名かいらっしゃいました。
展示会場は道新文化センターの教室と同じ階だったので、
お話ししてみると俳句の会の帰りや写真教室の前、
水彩画教室の生徒さんもご来場くださいました。
画材は試しに買うにしても高いので、
私は二本づつ買ってみて紙にのせて、
何度も塗り試したりして決めました。

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絵本「いたいの いたいの とんでいけ」より
(もこちゃんチャイルド チャイルド本社)
<オイルパステル、色鉛筆他>

2014年3月
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2022年12月14日水曜日

絵本の画材1

東京での個展「すずの音風の音」の2014年からブログを始めました。
そして今年2022年12月
札幌での個展「すずの音風の音 2」を機会に
こちらのサイトで新しいブログを開始しました。
自分でも振り返りを兼ねて、
以前の掲載記事を少しずつのせていこうと思っています。
まずは絵を描く画材のこと。
写真は2011年に札幌中央図書館での立体メインの個展
「ひげのさきからしっぽのさきまで」のご案内ハガキです。

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絵本「ひげの さきまで あったかいもの」より
(チャイルドブックアップル チャイルド本社)〈石粉粘土、テグス、毛糸、コルク板他〉

絵本は石粉粘土の立体を撮影した写真絵本と、
オイルパステルで描いたものがあります。
石粉粘土は乾燥すると固まるタイプで、
場面ごとにポーズをとった人形と背景をつくります。

*2014年3月

2022年12月12日月曜日

大好きな


 (オイルパステル 色鉛筆他)
シマエナガのシマちゃんは、
まだ体が小さくてあまりうまく飛ぶことができませんでした。
三兄弟でどこかへ行く時にも、
いつも一番最後になってしまいます。
「へっぴりごしだぞ。もっと元気よく!」
と、お兄ちゃん。
「力を抜いて。さあーっと飛ぶんだ!」
と、ちい兄ちゃん。
早くお兄ちゃん達のように
上手に飛びたいと思っているシマちゃんは、
毎日の羽ばたき練習を欠かしません。

「いちに、さんし。いちに‥はああ。
 なかなかうまくいかないや。」
「さあ、みんな休憩しよう!」
家の中からお兄ちゃんの声が聞こえました。
「わ。これ、だいすきなやつだね!」
笑う、ちい兄ちゃんの声も。
「なになに?」
シマちゃんが急いで戻ると、
テーブルには大きなプリンにイチゴが乗っていました。

「今日は頑張ったからね。」
「そうだぞ。さあ!」
お兄ちゃん達が手招きしています。
「うん!」

プリンもイチゴもお兄ちゃん達も
だいすきなシマちゃんでした。
(中標津町図書館キャラクター 
 シマエナガのシマちゃん)


2022年12月9日金曜日

シマエナガ人気

すずの音風の音2では
キャラクターデザインした動物たちの絵を
展示していましたが、
シマエナガ人気はすごいですね。
中標津町図書館のHPでは
キャラクターの名前が発表されました。
キャラクターみんなの名前を載せた
新しい小さなお話も書きました。
こちらでも後日掲載します。

2022年12月8日木曜日

すずの音風の音2終了しました




12月1日から始まりました個展、
6日に無事終了しました。
相当久しぶりの個展でしたが、
初めてのお客様も、
空飛ぶ絵本展8以来3年ぶりのお客様も、
中央図書館での立体メインの展示以降からのお客様も、
たくさんご来場くださいました。

今回は特にカレンダーをご自宅にお持ちで、
その絵を見たかったという方が
何名かいらっしゃいまして、
熱心に原画をご覧になっていました。

今年のうちに展示できてよかったと思います。
皆様、ご来場どうもありがとうございました。

2022年12月3日土曜日

個展、はじまっています



12月1日〜6日「すずの音風の音 2」
会場は道新ぎゃらりー。
以前「空とぶ絵本8」を開催した場所の隣のビルになります。
初日はガッツリの降雪で大変な日でしたが、
多くのお客様にご来場いただきました。
あと3日、雪がそれほど降らないことを祈るばかり‥。