何って。いやあ、あわてましたよ。
飛び起きて音のしたほうを見るとね。
穴から転がり出した星の子が、
川に落ちてながされていくじゃないですか。
実はわたし、全然泳げなくってねえ。
実はわたし、全然泳げなくってねえ。
でも、足の早さには少々自信がありますからね。
見失わないように急いで川岸を
走って追いかけました。
時々声をかけながらね。
なのに星の子ったらわたしの呼ぶ声に、
「気持ちいいなあ。
なのに星の子ったらわたしの呼ぶ声に、
「気持ちいいなあ。
君も泳げたら良かったのに」
なんて言ってましたね。
〜つづく
なんて言ってましたね。
〜つづく